こんにちは、もしくは、こんばんは。
コミュニケーションスキルUPトレーナーのさんちゃんです。
今回は「面接官にウケのイイ話し方その3」最終編でございます。
まずですね、面接時におけるルールみたいなのってあるじゃないですか。
社会人ルールとでも言いますかね。
冬場での面接は、コートを脱いでから会社に入るとか。
面接官に「どうぞお座り下さい」と言われてから座るとか。
もう皆さんご存知ですよね?
こういうのをキチ!と守るのは結構なんですが、実はさんちゃん面接官はそこまで気にしてませんでした。
最低限の所が抑えられてたらイイくらいな感覚です。
あくまで、さんちゃん面接官のハナシですけどね(笑)。
なぜなら、そーゆー所は入社してから教えられるからです。
その人の本質だと思っていないからです。
もちろん、「面接の準備が出来ている真面目な人」という側面は見えますが、それだけでその人の本質は見えてきませんのでね。
ルールを知らないからって落とすようなコトは致しません。
何度も言いますが、あくまで、さんちゃん面接官の場合ですけども…(笑)。
面接官はその人の人となりを見ます。
大きな括りだと「明るい人(営業に向いてるな)」「真面目な人(事務職に向いてるな)」みたいな感じでザックリタイプを見るんですが、それ以上に!
「うちの会社で何をしてくれる人なのか?」
を見るんですね。
面接官は「うちの会社」に必要な人材を見抜かなければいけませんので、その人の能力がどんなに優れていても「うちの会社」に必要ないと思われたら、落とされてしまいます。
なので、「この会社で自分は何が出来るのか。会社にどういった貢献が出来るのか」という点を話して頂きたいと思います。
前回の記事(その2)でもお伝えしましたが、自己アピールに必死になるのは結構なんですけど、いかに自分が優れているかを話された所で「結局、うちの会社で何してくれるの?」と思われちゃうと…
熱意が通じないケースが出て来ます。
それより、分かる範囲で受ける会社の特色を調べ、それを踏まえた上で「自分に何が出来ると思うか」を話して下さった方が話が早いです。
「じゃあ、これは出来ますか?」といったコミュニケーションに進めますから。
そうなんです。
面接ってコミュニケーションなんですよ。
つまり、面接官との対話なんです。
一方的に自分の話をするのではなく、一方的に会社の言い分を聞くだけでもなく、お互いを知る場なんですね。
意外とそれが出来ない人が多いなと面接官をしていて思いました。
言っちゃえば、初めましての人と会話するのと同じ要領なんです。
さて、ここで質問です。
初めましての人と話をする時、必要なのは何でしょうか?
ベタなお見合いのシーンで見かける「ご趣味は?」っていうセリフ、アレは何の為にあると思いますか?
共通点を見つけ、そこから話を膨らませる為にあるんですね。
つまり、共通点で盛り上がるのが、手っ取り早い初めましての人との対話術なんです。
では、面接時における共通点とは何でしょう?
「会社の話」ですよね?
となると、ある程度、会社の知識を仕入れておく必要があります。
もちろん、受ける会社なんですから、情報は既に入手済みかもしれませんが…
これまた、自分が受かるコトしか考えていないと、やれ勤務時間やら、やれ給料やらといった条件しか情報をお持ちじゃないケースがあります。
そうなると「この人、うちより良い条件の所が見つかったら、そっちに行ってしまう(仕事に対する熱意より条件で仕事を選ぶ人)」と面接官に思われる可能性も出て来ます。
「他に条件の良い会社があったら、いつでもそっちに行ってやる!」と思ってらっしゃるなら、別にいーんですけども…
「遣り甲斐より、条件で仕事を選ぶ」と思ってらっしゃるなら、別にいーんですけどね。
そうではないと思ってらっしゃるのであれば、会社の話をして下さい。
どんどん質問して頂いて結構です。
最後に面接官からの「何か質問はありますか?」はセオリーですが、多くの人が「特にありません」と仰います。
自分が働きたいと思ってる職場に対し、質問ってないのかなーとさんちゃん面接官は思っておりました。
その2でお伝えした「興味」がおありなら、何かしら出て来ないかなーと思っていたんですね。
ですが中には、「最後の質問」に「特にありません」が返ってきても気にならない人もいました。
それは「最後の質問」に辿り着くまでにコミュニケーションがちゃんと取れて話が弾んだ人です。
そういった人に対しては、「何か質問はありますか?」を忘れそうになる時もありました。
後付けみたいに「あ、すみません。最後に何かあります?」みたいな(笑)。
その時点で、ほぼ合格決定なんですよね。
これまた、その2でお伝えした「面接は覚えてもらうコトが大事」に繋がるんですが、コミュニケーションが取れた相手は忘れません。
何かしら秀でた能力をお持ちじゃなくても覚えています。
なぜなら、「コミュニケーション能力がある」が最大の武器だからです。
業務上、何かしら躓いても話し合える、意見を交換し合えるという「信頼」を覚えられているんです。
「この人となら一緒に働いていける」と思ってもらえるんですね。
だからこそ、「面接はコミュニケーションだ」という意識が大切です。
では、コミュニケーションに必要なのは何でしょうか?
さんちゃん的に「コレ必須!」と思っているのは、まず「笑顔」。
緊張してても、笑顔を忘れないようにして下さい。
そして、「相手の目を見て話す」です。
相手の目を見て話す行為は、「あなたの話を聞いてます!」という意志表示に繋がりますから。
最後に「共通の話題の質問する」です。
「もし、私が働かせて頂けるようになったら、どのような流れになりますか?」といった仮定の話でも結構です。
働く(であろう)部署の雰囲気やどういった人達が働いているのか、具体的にどんなコトが出来るのか。
「こんなコトをして頂きますよ」と言われたら、その上で「では、私のこの能力は発揮できますか?」といった自己アピールに繋げるのもイイですね。
長々と「面接官ウケのする話し方」についてお伝えしてきましたが、要は!
コミュニケーションが取れたら、ほぼOK!
だと、さんちゃん面接官は思っています。
もちろん、絶対合格!とは言えません。
その1でお伝えしたように、「会社との相性」も重要な要素ですから。
向こうが「うちに合わないな」と思ったら、採用はされないでしょう。
実際、さんちゃんもそれで採用を見送ったコトがあります。
だけど、その人はさんちゃんが働いていた別の職場に向いていると思ったので、他の仕事を紹介しました(笑)。
今思えば、すごい勝手なコトしてますよね(笑)。
だけど、当時の上司はさんちゃんの判断に何の文句も仰いませんでした。
それこそ、さんちゃんが上司の「信頼」を得ていたからだと思っています。
最後に、そんなさんちゃんが面接を受けた話をしておきたいと思います。
「ここまで言うんだから、さんちゃんは面接なんて余裕シャクシャクなんでしょ~?」と思われてるかもしれませんのでね(笑)。
さんちゃん、多種多様な仕事を山ほどしてきましたので、面接もいっぱい受けました。
落とされたコトもあります。
まず、初めに落とされたのが…学生時代のアルバイト。
デパ地下のお惣菜屋さんのアルバイトでしたが、落とされた理由はもうね、ハッキリしてます。
履歴書を持って行かなかった。
当たり前ですよねー(笑)!!
何をしでかしてるんだか…と言うか、何しに面接に行ったんだか…ホント、当時のさんちゃんに聞いてみたいです(笑)。
次に落とされたのが、比較的最近なんですけども。
スーパーのレジ打ちです。
はい!これですね!めっちゃ教訓になりました!
昔、ある女性が仰いました。
「若い頃はバリバリ営業で働いてたけど、結婚を機に現場を離れて久しくなった。40を超えた身で今から働ける場所と言ったら、スーパーのレジ打ちかコンビニ店員か…」
と。
いやいやいやいや!
スーパーのレジ打ち、誰もが簡単に受かると思っちゃいかんですよ…!
よく聞くんですよ、スーパーのレジ打ちは年齢も経験も資格も問わない仕事って。
「誰にでも出来る仕事」の代名詞みたいに使われてますけど!
ここに落とされた人間がいるんですよー!!
という教訓です(笑)。
落とされた理由は…未だに分かりません。。
ただ、自分のやる気と言うか、「どうしても働きたい!」という熱意はなかったな…と思います。
あと、メンタルクリニックの面接にも落ちました。
それは何となくですが、理由は分かっています。
さんちゃんの方向性と全く違ったからです。
さんちゃん的に「正解」と思えないモノを「正解」として提示しなければいけない職場だったんですね。
「ここでは何も出来ない」と面接を受けながら思ったモノです。
案の定、「うちでは役に立たない」と思われたのでしょう。
こんな感じですかね。
落とされた経験もありますが、さんちゃんが「ここで働きたい!」と思った職場の面接には全て合格しました。
面接なし履歴書なしで仕事を頂いたコトもたくさんあります。
派遣社員から直接雇用の話を頂いたコトもあります。
昇進したコトもあります。
「本当は落とされるはずだったんだよ」と言われた職場で昇進したコトもあります。
なぜかって?
さんちゃんがコミュニケーションを通して「信頼」を得て来たから。
だと思っております。
だからこそ、コミュニケーションの大切さをコンコンと伝えているのであります。
面接官ウケする話し方…それは「相手と信頼を築ける話し方」だと思っています。
どうすれば信頼が築ける話し方が出来るのか?
気になる方は、さんちゃんにご相談下さいませね!
さんちゃんにはさんちゃんにしか出来ないコミュニケーションスキルがあるように、
あなたにはあなたにしか出来ないコミュニケーションスキルがありますから!
コミュニケーション能力をゴリゴリ磨いて!
れっつ!死ぬまで毎日ハッピーライフ!