こんにちは、もしくは、こんばんは。
ハッピーライフ研究家/Be意識(びいしき)トレーナーのさんちゃんです。
今回は思考癖が変わった人の体験談をお伝えします。
Tさん(女性・40代)は「~しなければいけない」「~してはいけない」という考えが強い方でした。
●姑さんへの愚痴を実家に言ってはいけない(姑さんと同居されている)。
●姑さんや旦那さんの愚痴を言って、実家に心配をかけてはいけない。
●子供たちには色々してあげなければいけない。
嫁とは、母親とは、こうあらなければいけないという思いが強かったんですね。
その思いが強いあまり、自分を追い詰めていらっしゃいました。
彼女の中にある「~しなければいけない・~してはいけない」は、彼女にとって正義だったんです。
正義であり、正解だったんです。
だからこそ、その思いを遵守しようとするし、反する行為は「良くない」と考えてらっしゃった訳ですが…
結果的に、Tさんの「正義・正解」が彼女を苦しめていたんですね。
まず、さんちゃんはTさんに。
客観的な立場になって頂くコトからオススメしました。
例えば、自分の子供が嫁いだ先で姑に対する不満があった場合。
「お母さんに愚痴を言いたいけど、心配かけたくないから」と黙っていたとしたら…
どう思いますか?と。
Tさんは即座に「そんなの気にしないで、話しておいでって思う」と仰いました。
というコトは、Tさんのお母様もそのように思っているかもしれない…
その点に気付いて頂きたかったんです。
冷静に考えれば、この答えに辿り着くのは難しくありません。
ですが、意外と盲点だったりするんです。
客観的思考を持つコトの重要さは、「そっか!私、お母さんに愚痴を言っていいんだ!」と思って頂くコトではありません。
もちろん、そう思って頂けたら話は早いのですが…
盲点に気付けても、「明日からお母さんに愚痴を言おう!」って思えませんよね?
ほとんどの方が「分かるけど、でも言えない」と考えます。
それで、いいんです。
ただ、自分の中にある「正義・正解」は正義でも、正解でもないと気付いて頂きたいのです。
正義でも正解でもない。
だから、「お母さんに愚痴を言ってはいけない」を選択してもいいし、
「お母さんに愚痴を言う」を選択してもいい。
どちらでもいいんです。
思考癖を変える為の第一歩は
自分が取っている行動は数ある選択肢の中の一つに過ぎない
に気付いて頂くコトなんです。
「~しなければいけない・~してはいけない」と考えていると、
「自分が取っている行動以外の選択はない」と考えてしまいがちですが、そうではないんです。
Be意識(びいしき)トレーニングのスタートは気付くコトから。
その上で、これから自分は何を選択していきたいのかを考えて頂きます。
何度も言いますが、気付いたからと言って、すぐに今までの行動を変えるのは難しいです。
なぜなら、自分の中にある「~しなければいけない・~してはいけない」は正解だと思っている思考癖があるからです。
Tさんもそうでした。
途中経過は省略しますが、Tさんは正解じゃないコトに気付かれても「実家に愚痴は言わない」を選択されました。
それでいいんです。
「実家に愚痴を言う」が正解な訳でもありませんから。
ただ、「いざとなったら、実家に愚痴を言ってもいいんだ」と別の選択肢があるコトを知っているのと知らないのとでは、
心の負担が違うんですね。
根本的な解決は「姑を気にしなくなるマインドを持つ」なんですが、
これは、また別の機会でオハナシするとして…
「~しなければいけない・~してはいけない」は正解ではない。
自分が決めたルールに過ぎない。
このコトを理解して頂くのが、Be意識(びいしき)トレーナーの役目なんです。
理解して頂く方法は、Tさんのように客観的な立場に立って頂くだけではありません。
その人に「しっくりくる」と思って頂く方法をセッションを通して探し出し、
「気付き」を得て頂く質問をどんどんさせて頂きます。
なぜなら、その人しかその人の答えは持ち合わせていないからです。
初めから、参考書の後ろにある答えのページを開くのではなく、
ご自身で問題を解いて頂かないコトには理解に繋がらないからですね。
言っちゃえば、さんちゃんは家庭教師のような存在です。
分からないコトがあれば、「先生、質問です!」と気兼ねなく言って頂いてます。
…と少し脱線しましたが、そんなこんなで
Tさんは「実家に愚痴を言ってはいけない」と思っていたコトで、自分を苦しめていた気持ちから解放されました。
ですが、彼女が自分ルールによる苦しみから全て解放された訳ではありません。
次回もTさんの「~しなければいけない・~してはいけない」に沿って、Be意識(びいしき)トレーニングについてお伝えします。
れっつ!死ぬまで毎日ハッピーライフ!